クロムめっきとロールナビ

Chrome Plating and Roll NAVI

コラム

Column

クロムめっきに必要な設備

硬質クロムめっきに必要な道具や設備を紹介します!
左に模式図、右に実際の設備を示します。
今回は左図のように、小規模で行う場合について説明しますが、
設備の規模に関わらず、基本は同じです。

模式図

実際の設備

【めっき液】

 ・クロム酸(劇物) 250 g/l
 ・硫酸(劇物) 2.5 g/l
めっきしたい品物に応じて用意します。手のひら程度であれば1~3LでOKですが、液量が多いと温度や組成が変化しにくく安定します。

【めっき設備】

 ・めっきしたい品物  ……鉄、銅など。ステンレスやアルミは高難易度
 ・鉛板や鉛線(劇物)  ……アノードとして。被めっき物の2倍程度の面積がよい
 ・めっき槽      ……ビーカーやPEコンテナ等。めっき液の量で決定
 ・温調&ヒーター   ……浴温50℃でクロムめっきするときれいに付く
 ・電源        ……電流密度20A/dm2 できれいに付く
 ・スターラーや撹拌機 ……めっき液の組成や温度を均一に保つため

【前処理】

 ・ワイヤーブラシ、ペーパー、グラインダー等(参考:クロムめっき前後の機械加工)
下地に錆や突起があると、不良につながります。
また、つるつるの面にめっきすると、つるつるのめっきが、ざらざらの面にめっきするとざらざらのめっきが付くため、得たい面に応じて素地の粗さを調整する必要があります

 ・シンナー、アルカリ脱脂液 ……めっき面が汚れているとめっきが付かないため

【その他】

 ・ねじ、工具類
 ・排風機&スクラバー……めっき時の発泡により、めっき液のミスト(霧)が発生するため
 ・保護めがね、保護衣、保護手袋、保護マスク

【関連リンク】

 仕上げ工程:https://otec-kk.info/hard-chrome-plating/hard-chrome-plating-03/
 めっきの欠陥:https://otec-kk.info/hard-chrome-plating/hard-chrome-plating-08/
 めっき液の捨て方