電流密度は、めっき作業の現場ではよく使用する用語で、単位面積当たりに流れる電流量を示します。
電流密度は、次の式で求めます。
めっき業界での電流密度の単位は、A/dm2が一般的です。dmは長さの単位でデシメートルと言い、1dm2は10cm×10cm＝100cm2と同等です。それぞれの面積の単位の換算表を作成しましたので、参考にしてください。
各種めっき浴には最適な電流密度があり、それを大きく外れた条件でめっきをしてしまうと無めっき（めっきが析出していない）や外観や物性等に影響します。そのため、流す電流値はめっきを処理する面積に応じて最適範囲に制御しなければなりません。