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コラム

Column

PFASとクロムめっきの関係

「PFAS」この単語は多くの方がその規制と併せて、メディアなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。

ですが、これがどのようなものなのかは、詳細を御存じでいない方も多いかと思います。

今回は、PFASとは何なのか?また、PFASがクロムめっきにどのように関係しているのかを解説します。

・そもそもPFASとは?

PFASとは何でしょうか?

実はPFASには科学的な定義づけはなく、経済協力開発機構(OECD)の定義が広く用いられています。その定義は以下のようなものです。

この定義は非常に広く、樹脂や高分子も含むため、既存のフッ素系の製品は概ね含まれ、対象は1万種類以上になりますが、詳細な数は不明です。身近なものの代表例だと、フライパンのテフロンコーティングや、衣服・傘などの撥水加工に用いられるフッ素コートなどが挙げられます。

・なぜ規制するの?

理由としては以下の通りです。

✅一部のPFASで有害であり、それ以外のPFASも有害性が否定できない。

✅環境中で分解しないため、どんどん蓄積してしまう

全てのPFASが有害ではなく、その影響もはっきり分かっていないのが、現状ですが、有害性が明らかなものに関しては既に規制されています。

国内では以下のPFASが規制対象となっています。

・クロムめっきとPFAS規制の影響について

クロムめっきは、有害なミストを防止するミスト防止剤が使用されていましたが、主として、上記のPFHxSが広く用いられていました。

規制に関連し、現在ではミスト防止剤を使用せず排風機などで、ミストを除去する方式を採用するか、PFAS規制対応型の新たなミスト防止剤を使用する形に変化しています。